運命と宿命~九州②

鹿児島空港で車を借りて、まずは当初の目的であるニニギ様へ会いに霧島神宮へ。後に調べると鹿児島には多いようですが、私は初めて門守神社を目にしました。『門を開く』というテーマの旅でしたので、とっても驚きました。

さらに、高千穂峰ビジターセンターへ車を走らせます。ここには、霧島神宮古宮址があります。そこでやっとでニニギ様にご挨拶できました。イワナガ姫様の神話を辿った旅もひと区切りです。相手あっての自分。

短い時間でしたが、御礼を伝えさせて頂きました。

 

霧島神宮からこの古宮址へ繋がる車道で、3組の鹿の親子に会いました。こんなに会うの?前情報にはなかったけど…でも鹿ごしまだもんな~と感動していましたが、後にこれがメッセージだということに気付きます。

さらに、宮崎へ移動。青島です。島全体に女神の波動が漂っています。6年くらい前に訪れた時感動したのを覚えています。またここに来れたことに感謝。ここは千葉安房の沖ノ島とそっくりな形状です。

安房・青・アワ・アオ。。共通するものがあると感じます。信仰を同じくした人々が住んでいたのではないでしょうか。以前沖ノ島で感じたウガヤフキアエズ様。ここ青島のトヨタマヒメ様と重なります。神話では親子とされていますが、私は過去に二人がツインソウルであると感じたことがあるので、とっても感慨深いのです。

ゆっくりと島全体を一周。今回は山中諏訪神社からここ青島へ。豊玉姫様、何かお運びできたのでしょうか。

最後に涙がすーっと流れました。

 

 

さあ、LILIUMのお仕事になるであろうと感じていた薩摩半島南端に移動です。目的地は開聞岳をご神体とする枚聞神社です。開聞岳は本当に美しい円錐をしています。ここにも門守神社があります。

きっと、ここかな。ご神木を背に立っている門守神社の前で手を合わせます。すると、いつかの映像でみたようなことが起こりました。私の頭の頂点から門守神社を通って、ご神木の下から上へ、シュルシュルシュル、スパーンっとRが飛び出していったのです。開聞岳に向かったのだと思いました。

私は神社で少しゆっくりとしてから、さらに車で南下し、海岸から開聞岳を浜辺に打ち寄せる波の音を聞きながら散歩していました。しばらくして、何となくですが、Rが帰ってきたような気がしたので、空港方面へ旅の終わりを感じながら移動しました。

もう自分の中では旅も終わりだから、このまま余韻に浸りながら帰ろうか…と思っていたのですが、予定していた鹿児島神宮へご挨拶だけ、と小雨が降っていましたが立ち寄りました。時間もなかったので、簡単にご挨拶を済ませました。高千穂宮跡とされる石體神社の看板が目に入ったのですが、帰ろうと駐車場に停めた車を探します。

ここで、思わぬことが起こるのですーー。

あのですね、車がないんです(;_; もう、レンタカーを返す時間がせまっているのに。。飛行機だって乗り遅れたら大変(;_;

え、まじですか?!と何度も何度も来た道を小走りで辿るんですが、見当たりません(;_;

もう、半泣きです。。

ここで私は、完全に神の領域を思い知ることになったのです。

ちょっと深呼吸、アンテナをはり、辺りを見回します。あれ、今までここに、道あった?何度も何度も辿ったのに…と見つけた小道に入ると、そこは私の停めた車がある駐車場へ続く道だったのです!!

そして、その駐車場は、あの時看板が目に入った石體神社のすぐ隣。。。

石體神社へご挨拶することも、当初の旅の目的だったのです。。。だけど、私が勝手にをあれやこれや、ストーリーを創り出し、独りよがりの道筋をたどってしまったので、守護してくださっていた神々の声が聞こえなくなってしまっていたのです。

時間がないとか、関係ないんです。。神々は。。

本当に、ごめんなさい、ご無礼をお許しくださいと、車から石體神社に意識を向けて、空港へたどり着きました。

 

何日が過ぎてから、この地に来た意味も分かるのです。

 

 

離陸時、涙があふれ出します。

 

運命と宿命ー

 

この言葉の意味が分かった瞬間です。

 

 

あと、一回かな、鹿児島・宮崎編続きます。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。    Ailius