淡い思いをたどって

 ベランダガーデンのお花たちは蕾を抱え、私の背を越したガジュマルにも新芽がちらほら。自然界の息吹を感じる季節になってまいりました。

 

 新メニューSAKURAHIMEのupに繋がった、岩龍姫の体験に思ったより力を使ったのか、さらにひとつの目標を達成したことで、前回ブログでも書いたように燃え尽きたようになり、静かな数日を過ごしていました。その間の静寂の中で、わたしは、次のサイクルの風に乗るために、キョロキョロ。辺りを見渡していました。

次の一歩進むために、必要なこと、それは、次の目標・設定。これから、私は、何をしていきたいのか、LILIUMという看板を上げて、エネルギーワークという分野とどう向き合っていくのか…なぜそれが必要なのか…を何度も繰り返し、考えることとなりました。まあ、すぐにこれと確信できる答えは見つからず…

 ある日、ぽかぽか陽気に誘われて、寒い冬の間ほっておいてしまったベランダガーデンのお手入れをしました。寒さに枯れてしまい冬越し出来なかったものを片付けたり、普段の水やりで気づかなかったつぼみを見つけたり、窮屈そうにしているのに気づいて植え替えをしたり。それはそれは、時間を忘れるほど集中していました。

 ああ、久しぶりのこの感触。

(土を触ることで、植物の生命を感じ、自然を感じることで、わたしは癒された…)

彼らは、何かをしてあげよう、何か言ってあげなきゃ、そんなことなしに、ただそこに在るだけ。そのそこに在るだけの美しさ、逞しさにすっかり弱っていた私は、助けられた。あの時見上げた空も、眺めた海も、どんなに私が、ぐしゃぐしゃな心でもそこに在り続けた。その地球に癒され、いつしか、自然の中に神性を見出していたのです。

そんな地球に恩返しをする…それを次の目的として自覚したらどうだろうか。。とふと思い浮かびました。でもそれってなんだかエゴが見え隠れしているような…押しつけがましいような…  さらに内観を繰り返していました。

 

 そんなある日、そろそろ遊ぼうよ~と従妹から連絡が入り、千葉へ。迎えに行くその道中、彩雲が何度も現れてウキウキ。当日に簡単に調べて玉前神社とその元宮とされる神洗神社。そして、犬吠埼方面へ向かって、戦火を避けて玉前神社のご神体を移したとも言われる玉崎神社(旭市)へ、タマヨリヒメさま、トヨタマヒメさまへご挨拶の旅となりました。千葉県の下の方から上の方まで、車でもかなりの長距離移動となりました。その間、ずっと、朝から夕まで二人はしゃべりっぱなし。。ランチもデザートも楽しみました。

最後に寄った犬吠埼灯台で海を見たときに、ああ、今日はここにくるために来たんだ…と不思議と感じ、銀色に輝く海の色をしばらく眺め、帰路につきました。

 すると翌朝…寝違えたような首の痛み。以前の経験から、エネルギー体が引っかかっているのが、分かりました。それから3日間。淡い淡い色を自分が纏っているのだけ分かるのですが、それが何を訴えてきているのかはつかめず、試行錯誤。しかし、わたしの意思とは別のところで、事が進んでいることは何となく分かるのです。グリーンジェイドの光線の気配が常にあって、オーラ体の外側から一生懸命作用してくれていたり、サードアイ、額辺りがむずむずしていて、本当に目が開くー!と思うと、ウトウト。ぱっと起きると、あまり、時間も経っていなかったり。

その間、3日連続で、自身にジェネシスを試みたのですが、毎回グリーンジェイドの光線発動とほぼ同時に、眠ってしまい、朝を迎える…( 一一)の繰り返しでした。その繰り返しでようやく分かったことは、タマヨリヒメは、トヨタマヒメと同一霊のようだということ。そしてなにか、秘めた淡い思いを抱えていることでした。

 神話を読むと、トヨタマヒメは山幸彦と出会い、子を授かる。子を産むときに本来の姿を夫に見られ、妹のタマヨリヒメに子を託し、海の世界に帰ってしまう。生まれた子は、ウガヤフキアエズ。のちにウガヤフキアエズはタマヨリヒメと結ばれる。

私にとっては、トヨタマヒメに、イワナガヒメとイザナミが見え隠れするように思われて…

 

 抱えた秘めた淡い思いに焦点を当てた時、ウガヤフキアエズノミコトが脳裏に浮かび、鵜羽神社に行き先を決定しました。

そして、従妹と玉前神社へ行った4日後には、再び千葉へ。玉前神社(タマヨリヒメ)→椎木玉前神社(トヨタマヒメ)→鵜羽神社(ウガヤフキアエズ・ヒコホホデミ)をそれぞれ思って参拝。最後に、タマヨリヒメに縁がある一族の神々が再会すると言われている、古くは玉之浦海岸と呼ばれていた釣ヶ崎海岸で海を眺めてきました。(強風だったので、ほんの少しでしたが)。

神輿神幸祭の上総十二社祭というのが、その言い伝えを模していて、地元の人に愛されていることがとっても伝わってきました。

 

鵜羽神社では、地元の人と少し会話する機会があり、横浜からきたの~。ありがとうね~。ここは、玉前神社の祖神さまだからね~。と教えてくださいました。確かにお祭りの出発点がここ。

(このお祭りの形をみて、すぐに浮かんだのは、浅間大社から山宮へ御鉾の渡御が行われていたことです)

玉前神社でタマヨリヒメにご挨拶し、同調したことで、ジェネシスを何度が試みて、いつしか、タマヨリヒメ≒トヨタマヒメとなり、姫様が抱える淡い思いを鵜羽神社へ届けたとき、後ろの山からぎゅるんと大きな存在を感じました。

 この2回目の旅を終えて翌日、もう一度ジェネシスを試みました。(意を決して、今度は寝ないぞ(>_<)!)

活躍してくれたのは、ディーザとグリーンジェイド。すると青と赤の2色が見え始めます。印象的なのは、青色。炎と共に青鬼として見えたり。連想したのは、2対1組の仁王像。それが姿を変えて朱雀とクジャクを思わせる姿へ変化します。すると、今回の大元となる、エネルギー体の塊が、肩にのしかかっているのを発見。今回はホントに淡い淡い気配をたどって、ようやく姿を現してくれました。

その後、その塊に向かって強めと思われる光線を思いつくまま、次々に。次第に塊が溶けて、ひとつの球体となり、わたしをすっぽりと包んでくれました。

翌朝、もう一度調べ直すと、上総一ノ宮付近に残るいい伝えとして、海から寄せられた石に霊力を見出して、光輝く神として祀っていて、この伝承が明るい玉とされ、その玉が、12個の珠となったり、2個の説や、1顆となって伝説として残っているということが分かりました。(玉前神社HPより一部引用)

そして、最後にジェネシス…ではなく、アポロンアルテミス。そこで浮かび上がったのは、ウガヤフキアエズとトヨタマヒメ。二人が統合し、最後にとても心地よいエネルギーが流れ込んできて終了となりました。(面白いことに、このエネルギーをイチキシマヒメと感じました。)

神話となって夫婦神とされているのとは、違うけど、これでいいみたい、私の中では、府に落ちた感じです。

 

 

 

 気が付くと、燃え尽きていた私は、新しい風に乗り始めたようです。

また新しい高さと深さで。

そして、目標は…とか、何のために…というお題を超えたところに到達していました。

去年秋から年末は、旅をすることで、オリジナルのジェネシスの光線が生まれた。

そして、今年に入ってからは、オリジナルのジェネシスの光線めがけて、主が依頼して来てくれている。

主は見えないけど(-_-)、確実に3つのオリジナルを必要としてくれている。

もう、それだけで十分。

そう感じたことで、

 

(これをするために、生まれてきている)という実感。

 

それ以上のことってない。

きっと、何度もこうやって時代を変え、形や方法を変え、同じことを繰り返してきたのでしょう。

そのことに、人生の後半で巡り合った幸せの中に、わたしはいるようです。感謝。

 

 

 

~a drop love to you     ailius